矯正治療が終了しました | こじま矯正歯科クリニック
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こんにちは。受付の土田です。

矯正治療が終了し治療後の資料も終わったので、今回は治療前後の比較や全体の感想などをお伝えしていきます。

おもに「治療開始までの流れ(2020年7月29日投稿)」で載せていた写真や診断結果との比較になります。

 

ちなみに治療終了後にとっていく資料は

・口腔内写真

・口腔内スキャン

・顔と全身の写真

・レントゲン撮影

になります。これらは保管する必要がある資料ですので、矯正治療を終えた方は必ずとらせていただきます。

 

口腔内写真と口元の写真で治療前後の比較をしていきます。 

まずは口腔内写真から。

 

治療開始前

  

  

 

治療終了後

  

 

矯正治療終了後の後戻り防止のために前歯の裏側にワイヤーの保定装置を取り付けています。

保定装置はこのワイヤーと、夜間に使用するマウスピースの2つです。  

治療後の保定期間は2年間で、基本的に2年経ったらワイヤーは外します。マウスピースは毎晩使う必要はなくなりますが、後戻りしていないか確認するためにたまに使うほうがいいと思います。

 

さて歯並びですが、きれいになりましたね!(笑)

八重歯が治まり、歯列のアーチが整って一番奥のすれ違いも改善されました。

治療開始前はあまり気にしてはいなかったのですが、正中(上下の歯の中心)がズレていたところもしっかり一致しました。 

噛んだときの上下の歯の山と谷もしっかり合わさっています。

 

続けて口元の変化です。

 

左が治療開始前、右が治療終了後の写真です。見比べると結構変わってますよね。

 

 

こちらは治療計画を立てたときの治療終了後イメージです。

レントゲン写真と重ねてシミュレーションを立てたもので、装置をつける前の治療計画説明のときに確認しています。

治療後とシミュレーションを比較すると口元の出てる角度はほとんど同じなので、おおむね予想通りで終わったかと思います。

 

治療開始前の診断結果では

・上の第一小臼歯(前から4番目の歯)を左右2本と、下の第二小臼歯(前から5番目の歯)の計4本の歯を抜いて歯を並べるスペースを作る

・外に飛び出している奥歯を並べるために必要に応じて歯の裏側につく装置を使用

・歯を内に引っ込めるために必要に応じて上下にかけるゴムを使用

・前歯を引っ張って内に引っ込めるために固定源となる歯科矯正用インプラントを使用

(※同じ道具を使っていても使用目的や方法は人それぞれですので、あくまで一例になります)

にて治療をしていく予定でしたが概ねこの通り進みまして、上から2番目の項目にある裏側につく装置のみ、奥歯のすれ違いがスムーズに改善されたため必要なくなりました。

 

また、追加で

・正中一致のために上下の前歯に斜めにかけるゴムの使用

・咬合平面(顔の縦線に対しての垂直的な噛み合わせの面)の調整のため上の前歯の裏側に歯科矯正用インプラントを使用

・ブラックトライアングル(歯の重なりを除いたときに出現する三角形の隙間)を軽減するために歯の間を削って詰める (※扇型の歯を少し削って四角形に近づけて間を詰めることで隙間を減らすようなイメージです) があります。

にて治療していきました。

 

治療の期間は回数でいうと2年7ヶ月です。(調整できなかった月が2回あったので、実際は2年9ヶ月かかりました)

2年半での治療予定でしたが、咬合平面の調整で予想より少し長くなりました。

 

 

以上が治療開始前と終了後の比較になりまして、ここからは矯正治療についての感想をお伝えしていきます。

 

まず痛みについてですが、最初の装置装着のとき以外はとくにつらさは感じなかったです。

装置装着時の痛みについては「矯正装置がつきました!(2020/8/29投稿)」にて説明してますが、数日は全然食事ができなかったです。

歯に力が加わると痛むので食事以外で日常生活に支障はなかったですが、不意に顔を抑えたときに歯に当たると痛むことはありました。

1週間程度でその痛みも無くなり、以降1ヶ月ごとの調整の度に痛みが出ることは多かったですが、当日食事しづらいくらいでそれほど苦痛ではなかったです。

 

私の場合抜歯が必要な治療だったのですが、抜歯がかなり痛かったです(笑)。

「抜歯について(2020/10/11)」にて詳しく説明させていただいておりますが、とにかく下の歯を抜くときが痛くて、おそらく抜歯後にうまく血が固まらなかった「ドライソケット」という症状が出ていたと思われます……下の歯を抜くときはすべて同じ痛みがありました。上の歯を抜くときは拍子抜けするくらい痛みが少なかったので、正常どおり治れば痛みはそんなに出ないんじゃないかなと思います。

 

あとは歯科矯正用のインプラント。

「歯科矯正用のインプラントを埋めました(2021/1/19投稿)」にて詳しく説明しております。

打ってるときは麻酔が効いてるため大丈夫なのですが、麻酔を打つときと麻酔が切れたあとに痛みがあります。

基本的にインプラントは痛みが少ないとされているのですが、私の場合麻酔が切れたあとの痛みが抜歯のときくらいあったうえに痛み止めが効かなかったので心配したのですが、翌日には引きました。

それ以降とくに不便はなかったのですが、治療も終盤近くになったころにインプラント表面のザラザラで舌が切れることが増えてきたので、インプラントにカバーをつけてもらいました。

治療において痛みが出ることはとくになかったです。

 

その他で言えば口内炎ですね。

それほど苦痛には感じなかったのですが、なぜか私は治療終盤によく口内炎ができてました。上は裏側に装置がついていたので定期的に舌が切れましたし、頬の裏側は私の噛み方のクセなのか右頬を上の歯と下の表側の装置で挟んで口内炎を作ることが多かったです。あとは下の犬歯につけてるブラケット(歯についてるワイヤーを通す白い装置)が引っかかりやすかったので、そこも何度か口内炎ができました。

ワックスで装置の当たる部分を覆えましたし、ワックスは飲み込んでも大丈夫なので食事中もつけっぱなしにしてたのでそれほどストレスには感じませんでした。

ただ一度だけどうしても話すときに強く当たってしまうところで舌が切れたときはけっこうつらかったですね。

口内炎に良い軟膏があるのですが、それがけっこう効くのでおすすめです。装置が当たって口内炎ができてしまうときは基本的にお渡ししておりますので、口内炎がつらいときはぜひ相談してください。

 

 

あとは治療を終えて感じたことなどお話していきます。

 

装置装着の期間としては2年9ヶ月かかったので治療期間としてはやや長い期間だったのですが、終わってしまえばあっという間でした。

治療中も装置自体はにとくに苦痛や不便を感じることもなかったですし、治療終了で装置を外すときには少し寂しさすら覚えたくらいです(笑)。

 

食事ができないほどの痛みが少なかったことと、口内炎がそれほどストレスにならなかったこと、あとは装置が見た目分かりづらいものだったのが大きいかなと思います。

私は上が裏側、下が表側のハーフリンガルという方法での治療だったのですが、自分から言わないかぎり他人に治療中であると気づかれたことはなかったです(さすがに前歯に斜めにゴムをかけてるときは気づかれました)。

それこそ写真を撮るときに歯を見せて笑っても装置は見えませんし、食事後に前歯の装置部分の食べ物の詰まりを気にする必要もなかったので、見た目に対するストレスはまったくなかったです。

写真を撮る機会が多い方、会食が多い方なんかは表側の装置を選択するとストレスを感じやすいかもしれないなぁと思いました。

 

ちなみに治療中に装置が外れてしまったのは2回で、最初装置を装着した直後に前歯と、治療終盤くらいに奥歯が外れました。

私自身けっこうなにも気にせずなんでも食べていたので、装置の外れやすさは本当に歯の質によりますね。

そのあたりもあまりストレスを感じなかった要因だと思います。

 

 

ということで、今回は以上になります。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

治療前後の比較ということでかなり力が入り、かなり長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。

今後はとくに矯正治療についての記事を定期的に更新することはなくなりますが、上の親知らずの抜歯がまだなのでそのお話と、2年後保定観察期間が終わってワイヤーの保定装置を外したときに矯正終了直後からどんな変化があるかなどはお伝えできればと考えております。

 

ということで一旦私の矯正治療のブログは終了になりますが、続けて表側で矯正治療をしているスタッフのブログが始まります。

私とはまたいろいろと違う治療の方法になっているので、ぜひ読んでみてください。

 

治療の経験を活かして受付・トリートメントコーディネーターとして患者様に寄り添えるよう精一杯努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

土田

 

 

茨木 高槻 吹田の歯ならび・かみ合わせ専門矯正歯科医院

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